macOSからHyper-Vの仮想マシンへ直接RDPを接続する方法

実現したいこと

macOSからHyper-Vの仮想マシンへ直接RDPを接続する方法はありますでしょうか?
Windows Admin Center内のHTML5ベースのRDPではキーボードの識別とコピペの動作が不安定な為、アプリベースのRDPクライアント経由での接続を実現したいです。

なお、仮想マシン内部のネットワークはpulse secureで閉じられた環境であるため、
仮想マシン側OS内部のリモートデスクトップ等は利用できません。
複数のNICを設定し、別ネットワークからの接続も試みましたが、pulse secureでルーティングテーブルが書き換える為にこの手法もNGでした。

発生している問題・分からないこと

Hyper-V ServerをWindows Admin Center経由で管理しています。

Hyper-V配下の仮想マシンへ直接RDPする場合、仮想マシンの設定画面から「.rdp」ファイルをダウンロードする事にでRDPクライアントから直接仮想マシンにRDP接続出来る事を確認しています。

ただし、これが成功するのはWindows OS標準の「リモートデスクトップ接続」のみで、
macOS用の「Microsoft Remote Desktop.app」「Microsoft Remote Desktop Beta.app」では接続に失敗してしまいます。

ダウンロードした.rdpファイル内のfull address:s:のホスト名の名前解決は問題ありません。
IPアドレスへの置き替えも試しましたがダメでした。

予想ではmacOS版のRDPクライアントは「pcb:s:」の項目を解釈できないのでは?と考えています。

エラー画面
イメージ説明

Unable to connect

We couldn't connect to the remote PC. Make sure the PC is turned on and connected to the network, and that remote access is enabled.

Error code: 0x204

該当のソースコード

full address:s:win-odave584des pcb:s:403edbbe-75b0-41df-a384-a827aa889007;EnhancedMode=1 server port:i:2179 negotiate security layer:i:0

試したこと・調べたこと

上記の詳細・結果

.rdpファイル内の「pcb:s:」の記述について調べましたが解決に繋がる情報はありませんでした。

「Microsoft Remote Desktop.app」でダミーで作成し、正常に接続できる設定をエクスポートし、
生成された.rdpファイルをベースに変更・追記したもののインポートも試しましたが同様のエラーが発生しNG。

試しにインポートした.rdpファイルを再度エクスポートを試しました。
「pcb:s:」が解釈できない場合、「pcb:s:」の記述が削除されるのではと考えていましたが、
生成されたファイル内に「pcb:s:」の記述も残っている状態でした。

補足

クライアント情報
macOS : 14.1.1(23B81)
CPU : Apple M1 Max

Microsoft Remote Desktop.app : Version 10.9.5 (2179)
Microsoft Remote Desktop Beta.app : Version 10.9.6 (2183)

サーバー情報
ハード : intel NUC5i5
OS : Hyper-V Server バージョン 10.0.17763
Windows Admin Center : バージョン 2311
リモートデスクトップ設定 : 拡張セッションON

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